往診と訪問診療の違いについて
当院は厚生労働省が定める「在宅療養支援診療所」です。
当院が通常実施しております「訪問診療」のご説明をさせていただきます。
在宅医療のなかで医師が患者さんの自宅などに出向いて行う診療が「往診」や「訪問診療」です。
医師が、患者さんの求めに応じ予定外にご自宅などに出向いて行なう診療が「往診」です。
これに対して、医師があらかじめ診療の計画を立て、同意を得て定期的に(たとえば1週間に1回あるいは2週間に1回など)患者さんの自宅などに出向いて行なう診療が「訪問診療」です。
対象疾患と診療内容
生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症等)、脳血管障害後遺症、変形性関節症、認知症、神経難病、悪性腫瘍を含む内科診療を中心に、診察、検査、処置、医学管理、処方、専門医療機関へのご紹介等の総合的な診療を行います。
当院で対応可能な診療内容
- 医療処置・管理…点滴、注射、創傷処置、褥瘡処置、経管栄養(経鼻・胃瘻など)、在宅自己注射、中心静脈栄養、膀胱留置カテーテル、人工肛門、在宅酸素療法など
- 検査…血液検査、尿検査、便検査、長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)
- 精神面のケア…認知症周辺症状のコントロール、不安感、易怒性、気分の落ち込み、不眠の対応など
- 終末期医療…がん末期患者さんの疼痛コントロールなど
診療回数と診療費の概算
病状変化の把握、健康維持管理、お薬の調整等の観点から、当院では月2回もしくは1回の訪問診療を基本としておりますが、患者さんの状態に応じてより適切な医療サービスを提供させていただくために、実際の訪問診療体制につきましては担当医の医学的な判断に基づき決めさせていただきます。
自己負担額の目安
診療費自己負担額の目安は以下の通りです。
場所 | 料金 |
---|---|
ご自宅 | 7,000円前後 |
介護施設 | 2,000円~4,500円前後 |
- 医療費の自己負担が1割の方で、月2回の訪問を行った場合の「ひと月」の料金目安です(365日24時間対応)
- 処置や医学的管理が必要な機器を使用している場合など、状態により異なりますのであくまでも目安となります。
また、年齢や保険種別などでも上限金額や負担金に違いが出て参りますので、詳しくは当院までお問い合わせください。
対応エリアと緊急時対応
対応エリア
東京都町田市、多摩市、八王子市の一部、川崎市麻生区、横浜市青葉区の一部です。
詳細はお電話にてご確認ください。
TEL. 042-708-9208
緊急時対応
夜間・休日等に急な病状の変化があった場合、ご家族、施設スタッフ、訪問看護ステーションと当院医師や看護師が連携をとり365日24時間体制で、状況に応じて経過観察、病院への救急搬送指示、看護師訪問、臨時往診等の適切な対応をとらせていただきます。
訪問診療開始までの流れ
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お問い合わせ
”通院ができなく困っている”、”退院後の療養が心配”、”訪問診療を開始したい”と思ったら、まずはお電話にてご相談ください。
ちょっとした疑問や質問でも構いません。
ご連絡はご本人、ご家族、ケアマネジャーなど、どなたからでも結構です。 -
ご説明・ご契約
診療スタッフがご本人やご家族に対して訪問診療の内容、料金の説明などをいたします。
初診時又は事前に契約書類のご記入をお願いしております。 -
初診日の調整
ご本人やご家族のご都合を確認し、初回訪問日を決定します。
必要に応じ担当ケアマネジャーと連絡・調整をします。